ずっと訪れたいと思っていたニューオーリンズ。
大学時代の指導教官がニューオーリンズに留学していたことや、
ニューオーリンズ出身の友人から色々な話を聞いていたこともあり、
何かと興味を持っていたのだ。
大陸のど真ん中に住み、新鮮な海の幸に渇望しがちな私。
海の幸やお米や豆を豊富に使った地元の料理に魅せられていた。
また、温暖な気候にも魅せられ、ついに今回のThanks Givingの週末を利用して訪れることに。
だが、今回の旅のパートナーであるマーティンは私とは全く異なる思いで旅にのぞむ。
思えば2年前に、ニューオーリンズ出身の友人が地元の料理を作ってくれた時、
初めて目の当たりにする生の海老に完全に動揺してしまったマーティン。
そんなことなどつゆ知らず、友人は"アメリカは男女平等の国なのよ!"と言いつつ
彼に、海老の皮をむき、背綿を取る作業を頼んだ。
最初は彼に海老のむき方と背綿の取り方を教えながら、一緒に作業をしていた私も、
足りなかった材料の買出しのため、マーティンに残りを託し途中で外出。
帰ってきた時には彼はすでに平常心をなくしていた。
それにもかかわらず、友人の手前、冷静さを装っていた彼。
友人にお別れをすると同時に、海老をむいている写真を撮られたことと、
一人っきりで生の海老と取り残されたことへの不安さと動揺の感情爆発。
海の幸などどうでもいいマーティン。
スキーが出来る寒いところが好きで、都市にもいまいち興味がない。
が、大好きな本場のジャズが聞けるし、アメリカの南部を感じることが出来るのは魅力だ。
何よりも、ここで私につきあって旅をすれば、もう二度と"ニューオーリンズに行きたい。"という
耳にたこが出来るほど聞いてきた言葉を私から聞かなくて済むし、
Thanks Givingに一人ミネアポリスに取り残されずに済むと思ったのだろう。
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