Diary 2004 (後半)



フロリダにて

数年ぶりに、フロリダに行ってきた。教育、法曹界、アカデミア、医学関係の人たちが集っての4日間の会議。全米から、様々な人が集まっていて、とても刺激 をうけたし、また頑張ろうとも思えたひと時だった。 私は、大学で勤務しているので、ある、アカデミア関係の人たちだけを対象にした講習会に参加してみた。開始まで、皆ぺちゃくちゃと自己紹介などしていた。 私はまず、右に座っていた人と小話をし、その後、左に座っていた人と話そうと思い、くるりと向きを変えて、Hi!と言ってお互いの名札を見てびっくり!何 と、数年前に就職活動をしていたときに、友人の紹介で電話で話したことのある、当時世界銀行で働いていたフランシスだったのだ!そこから、お互いに初めて 会ったのにもかかわらず、何だかとても近く感じられて、夜のフリーの時間に結構遅くまでこれまでのお互いの仕事のこととか、これからのキャリアの方向と か、恋愛や結婚といった個人的なことまで話し込んでしまった。その人は、最近世界銀行を退職して、この夏、故郷のフランスに引き上げることになっており、 次の仕事までのつかの間の休暇を楽しみにしているとのことだった。私も、彼と同様にこれからのキャリアのこととか、色々なことを心配していたのだけど、人 生経験も職歴も豊富なフランシスにとても励ましてもらった。

FNCC1                                  FNCC2






南フランスコートダジュールの旅!

待ちに待った、コートダジュールの旅。詳しくは、こちらからどうぞ。



Etiquette Dinner

好奇心で大学主催のエチケットディ ナー(テーブルマナーの講習会)に参加したマーティン。年に一回、就職活動で必要になるかもしれないからということで、大学が主催する。 参加料も、安いから行ってくることにしたマーティンは、あきれて帰ってきた。アメリカン人の学生たちと共に彼が教わって帰ってきたのは、世にも恐ろしいマ ナー。お肉を食べるときは、先にお肉をすべて切って、その後でフォークを右手に持ち替えていただくとのこと。ああ、これがアメリカのマナーだ!と言ってい た。

 

パン焼き機

  パンを食べて育ったマーティンと、お米で育ってパンが好きではない私。アメリカのパンは、はっきり言ってまずい!高い金額を払って、特別なベーカリーに行 かない限り、美味しいパンは手に入らない。マーティンのパンの消費量は凄まじいので、これを機会にパン焼き器を買った。ルンルン気分で、マーティンは付属 のレシピ通りにパンを焼いてみたのだが、短期間で生地を膨らませようとするためなのか、イーストの量が、彼が自分で焼くパンの2,3倍になっていて、出来 上がりも、異様にすっぱい感じだった。普通のスーパーに並んでいる、あの、世にも恐ろしい品質のパンとほとんど変わらないのだ。スーパーのパンのあの味 は、効率良く商品を作るために、イーストを入れすぎているのだということを学んだ私。

そ れから、数日の間、マーティンは毎日のようにイーストの量や、粉の種類や分量の調合を買えて色々試していた。何だか楽しそうな彼!私のお気に入りは、セモ リナというパスタに使う黄色っぽい粉を使ったパン。表面が、薄くパリッとしていて、中はやわらかく出来あがる。その出来立てにバターを塗って食べるのは ちょっとした幸せ。


 
豚肉の生姜焼き

マーティンは、豚肉のしょうが焼きが大好きだ。どんなにたくさん作っても、ぺろりとたいらげる。今年のイースターで、家に訪ねてきたチェコ人の親子に作っ てあげたときも、大好評。彼の実家でも大好評。チェコ人は、豚肉のしょうが焼きが好きなようである。だから、今日は何が食べたい?と、聞くと、必ず "ginger pork"だったらいいなあ、なんて甘えてくる。

 

TAPAS

夏 にコートダジュールを旅した時に、オリーブオイルに漬けた料理をお惣菜としてよく買って食べた。プチトマトにマグロを詰め込んであるものや、オリーブや野 菜やハムを混ぜて漬け込んであるものなど、チーズを使ったものなど、様々な物が並ぶデパートの食料品街はとても目の保養になったし、こんな食べ方もあるん だと、新しい発見でもあった。ニースの、あるオリーブオイルのレストランでは、赤や黄色のピーマンをオーブンでローストし、皮を剥いてスライスし、にんに くとオリーブオイルとチーズををかけて食べる、いかにも地中海料理っぽく、かつ素材をいかした料理にとても感動したものだ。

そんなことを考えながら、本屋を歩 いていると、TAPAS料理の本を発見。タパスは、スペインの前菜のようなもので、ワインと共に出される。その本をもとに、ニースで感じたイ ンスピレーションを取り入れて、今日は、我 が家のタパスを作ってみた。


1.赤と黄色のピーマンを立てて、オーブンでローストする。"broil"で375度ぐらいで皮が焦げて、よれよれになるまで。
2.ピーマンをオーブンから出して少し温度を下げる。
3.ピーマンの底に穴を開けて、中のジュースを小さな器に出す。
4.皮をとり、細長く切る。皮のないピーマンは甘くてやわらかい。
5.ピーマンを大きなボールにいれ、小さく切ったトマトを少々、刻んだバジル、procioutto(イタリアの生ハム)、オリーブオイル(cold pressのオイルの方が良い)、バルサミックビネガー、にんにく、半分に切った黒オリーブ、レモンジュース少々と混ぜて、2時間ぐらい冷蔵庫で冷やすと 出来上がり!

 

ふぐ

日 本帰国も迫り、マーティンが、どうしても母をディナーに招待したいということなので、ふぐ料理のレストランを予約した。まあ、小倉の周辺で美味しいものと いえば、ふぐぐらい。母は、いいよいいよそんなに無理しなくても、と、マーティンが支払うことにためらっていらのだが、男のプライドなのか、マーティンは 絶対に自分が連れて行き、支払うと言い張った。 そしてマーティンは、この機会に、あの毒魚で名高いふぐを食べることが出来るスリルに喜んでいた。チェコでは、ふぐを食べたというと、危険なことに挑戦し て乗り越えたという自慢になるようだ。

 

  日本人のインストラクター

9 月に教え始めたクラスにも、だいぶん慣れてきた今日この頃。Teachingは奥が深いと感じる。生徒たちの出身地も韓国、アメリカ、南米、東南アジア、 など様々である。そのなかの、韓国系アメリカ人の学生は、日本から来た私に妙に親近感を感じてくれて、親友の日系アメリカンのこととか、I love youとは日本語で何と言うのとか、クラスの後には色々なことを話しに来る。とてもかわいい!その彼女、今日はクラスの最中に、「みきは、目がパッチリし ているけど、二重の手術をしたの?」と聞いてきた。「そんなのしないわよ」と予期もしない質問にぽかんとした口調で答えた私。最近日本では、女性が目が二 重になるように手術するということをどこかで聞いたらしい。そういえば、彼女のまぶたは典型的な韓国人っぽい重い一重まぶたで細長い目。私の講義の内容で はなく、そんな所に、注目していたのね。本当にもう!

 

Lutheran Wedding

今 日は、隣に住むカップルの結婚式に参加してきた。ミシガン出身の隣のカップルは、いかにもフィンランド系らしい金髪碧眼で、Lutheran 教会に属している。ミネソタには、北欧系の人が多いため、Lutheran教会がいたるところに見られる。ミネアポリスから、南にしばらくドライブして到 着した会場の教会は、新しく巨大。内装はシンプルで、いかにもLutheran教会らしい。そして、ゲストの数は何と800人。こんなに巨大な結婚式は見 たことがない!それも、ほとんどの人は、ミシガンから来た血縁関係の人たちで、お年寄りから赤ん坊まで家族総出でミネソタまで来ていた。

教会 の食堂で行われたレセプション。男性参加者の中で、背広にネクタイをつけていたのはもちろんマーティンのみ。アメリカの男性はカジュアルだ。とても、古風 なジェントルマンに変装していたマーティンには、いつものように、若い人ではなく、お年より女性が近寄ってくる。かつ、おそらくほとんどがフィンランド系 の参加者たちの中で、私は目立っていたし、そんな私を連れていたマーティンは余計目立ってしまったのだ。親戚の人たちが、寄ってきては、どうやってカップ ルと知り合ったのとよく聞かれた。その度に、隣人ですというと、とても丁重な態度で接してくれた。遠くの身内より近くの他人といわれるように、隣人のパ ワーは強いのだろうか。

話は 戻り、ジェントルマンになっていたマーティンは、気が付くと60歳以上の女性たちに囲まれてしまい、皆、どこから来たのとか、いつアメリカに来たのとか、 ここで何しているのとか、私もチェコに行ったことがあるとか、祖父や両親の世代にフィンランドからアメリカに移住してきたなど、とにかくお年寄りの女性た ちは、マーティンから離れようとしなかった。もう、おかしくておかしくて、帰りの車の中で、「お年寄り女性にもてるねえ!」とからかうと、あまり嬉しくな さそうだった。



Thanks Giving!

ニュー オーリンズで過ごしたあの感謝祭から早くも一年。今年は、昨年とはうって変わって、友人たちを招いて家でパーティをした。大きすぎた七面鳥も、うまく焼き あがった。写真はこちら


 

国籍がものを言うとき

最 近マーティンと話していたどうにも不条理な話。彼の所属している研究室のために、彼の教授が研究のために、結構高価なソフトウェアを買おうとしていた。と ころが、政治的な理由で、NATOの加盟国の市民でないと買うことが出来ないことが判明!インド出身のマーティンの教授は、アメリカの永住権は持っている ものの、市民権はインド。とても優秀な研究者だからこそ、教授にもなれて、永住権だって持っているのに、自分の名前で注文することができず、その研究にか かわっている指導学生を見渡すと、インド人、中国人、、、NATOの加盟国の市民権を持っているのはマーティンのみ!ということで、マーティ ンの名前で、注文したそうだ。

更なる変な話。来年2月に行われ る、NATO関連の会議で、彼の教授は、現在マーティンと行っている研究の成果を発表する予定でいた。ところが、その申請書を提出 した段階で、会議のコーディネーターから、NATO加盟国の市民でないと、会議に参加でき ないと言われてしまった。気の毒に思ったマーティンだが、一方、私はマーティンが教授の代理として、その会議に参加できるのでは、そしたら、私も休暇を とって一緒にハンガリーにでも、などと夢を見ていた。結局、その研究を管理している海軍のモニターが、代理としてハンガリーで発表することになり、すこし 残念。やはり、教え子の大学院生を一人、そんな会議に行かせたりは出来ないようで。

 

トッ プページに戻る




The views and opinions expressed in this page are strictly those of the page author.
The contents of this page have not been reviewed or approved by the University of Minnesota.